2009年05月11日

サルーとサリー その1

サルーとサリー その1

ぶん:小泉雨音(こいずみうおん)
   ※↑あたしのペンネーム☆




サルーとサリーは、
仲良しのチンパンジー。

二人は、ジャングルの深い深い緑の中で生活してた。




元気いっぱいで、ジャングルの木から木へ
枝から枝へと飛び移るのが得意なサルーは男の子。


そして、そんな元気なサルーをいつも見守っている女の子、サリー。



サルーは、
ジャングルのはしっこのバナナの木の上で、
まんまるいおおきな夕陽が、地平線のベッドに横たわる西の空を
眺めながら、


木から木へ飛び移るスリリングな体験や、
その中で出会った動物たちのこと、
そんな話を、毎日サリーに話すのが大好きだった。



サルーは、
木から木、枝から枝へ飛び移るのが好きなのは、
こうしてサリーにお話できるのが嬉しくて、
それが好きだったから…なのかもしれないし、

サリーが話を聞きながら、
キラキラした瞳で、自分を見つめてくれるのが
好きだったから…なのかもしれないって、ちょっと思ってた。



東の空から、
バナナ色をしたお月様が、
丸くなったり、バナナ形になったりしながら、
昇っては、
やがて静かに西の空に何度も落ちて、

そうして
毎日が過ぎていった。


お月様はそうやっていつも形を変えたけど、
二人は変わらずに仲良しだった。





そんなある日、



いつものように、二人は、


ジャングルのはしっこのバナナの木の上で、
まんまるいおおきな夕陽が、地平線のベッドに横たわる西の空を
眺めながら、


いつものように二人で仲良く話をしていたら…





バサッ!




何か、網のような大きな毛布のようなものが、
突然、二人をくるんと巻いて、

そうしてそのまま、大きな車に乗せられて、
ジャングルから運ばれて行った。





つづく





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Posted by ジュエリーセラピスト・マキ at 17:29│Comments(0)マキのフシギなセルフセラピー
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