【Jewelry Therapy】

ココ・シャネルに会いにいきました。




…といっても、映画のはなし。


以前から、興味のある女性で、

先日、テレビでシャネルの特集をやっていたし、

もう少し、シャネルのことを知りたくなったので、


ひさびさ映画館に行ってきましたよん♪



ココ・シャネル
KBCシネマ
http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/


シャリーマクレーンのシャネル役は、
さすが圧巻☆で、


シャネルって、こんな感じだったのかしらん☆と、
ちょっと髣髴(ほうふつ)とさせるような演技力と存在感。


15年ぶりのショーが見事大失敗したあと、

反対を押し切って、

二度目のショーを開催しようとしたとき、

反対するビジネスパートナーに、

『きみはどれだけ周囲に貸しを作る気なんだ?!』と、
怒鳴られたとき、



『私の周囲にいる人に、貸しなんて作ったことはないわ。

みんな私の周囲にいるのが“得”だから、

そうしているだけでしょう?

そして、あなたもそうだったから、いたんでしょう?』と、キッパリ。

その後の凄みのあるセリフはたまらんでした。






映画のストーリー展開は、


空白の15年のあと、
ショーを開催するシーンから始まり、

その間、シャネルのそれまでの経緯と、
恋愛を回顧するシーンを
織り交ぜてある映画でして、



その恋愛ストーリーが、

最後に、シャネルの有名な、あるドレスの誕生秘話を

見事なまでに盛り上げる展開になってて、


ちょっと一度はまじめに恋愛したことある人なら、
けっこうグッとくる展開になってマス。





でさ、でさ、


この前のテレビでは、


家族に恵まれなくて、

プライベートは孤独な人生だった。と、

締めくくられていたけど、



シャネルのように、

個性的で魅力的な女性の周囲には、

おなじく、魅力いっぱいの、
男性も女性もたくさんいたはず。


事実、
ピカソやジャンコクトーなど、
名だたるアーティストたちと、
カフェやサロンでいつも騒いでいたらしいし、


恋愛にもこと欠かなかった人だと思う。


それも、濃くて、深い関係。




だからさ、




結婚してなくて、

子供もいなくて、

孤独で死んだ。



…ってくくりは、

どっちかというと、
あんまり彼女にふさわしくないんじゃないかな?


…って思ったのねん。





テレビでのくくりは、

結婚して、子供を生んで育てることが女性の幸せ。


…という概念から見たら、そうかもしれないけれど、




結婚しなくて、子供もいなかった彼女は、
決して孤独ではなかった気がするのは、

私だけかしらん。。。



たぶん、シャネルは、

お母さんを失くし、
お父さんに見捨てられて、
教会の孤児院にひきとられたことも含めて、
そうした人生を選びとり、

その後も、自分の人生を、自分ですべて選択し、

家族とは違う人たちと、深い絆で結ばれていた上に、

シャネルとして最幸の人生を生きた気がするのは、


私だけらしらん。。。